Friday, April 22, 2016

もしあの鉄道車両が実用化されていたら(国鉄その5): 電車(急行・近郊用交流・交直流車)


165系・457系

  • 急行型電車は1973(昭和48)年をもって新製が打ち切られました。もし、もう少し増備がつづけられていたら。
  1. 70年代終盤あたりから特急型電車がガンガン新製されて、急行増発→急行列車の特急化を推進させられた。
    • その結果、旧型電車・旧型客車(普通列車)は長野・新潟地区はオール165系化、仙台・秋田・青森・金沢地区などは、オール急行型で新性能化される。
  2. 従って、急行形電車は3ドア化、洗面所・デッキ撤去される。
    • 急行形電車の3ドア化及び洗面所・デッキ撤去はドアにステップのない直流車のみが対象で、ステップ付きの交直流車は施工されず。
    • 413系電車475系改造車が登場していた。
  3. よって、ローカル向け115系1000番台(状況次第では2000番台も)、119系、419系電車、50系客車、ED76系交流機関車などはデビューすることはなかった。
  4. 「しらゆき」に投入されていた場合、457系は3電源を発揮できる電車となっていた。
  5. いや、「しらさぎ」は特急化されて「白鳥」と併結運転となっていた。
  6. よって、「白鳥」は1~6号となっていた。
  7. ときわはひたちに統合されず、新特急ときわになっていた。他の新特急も、185系ではなく457系が使用されていた。
    • よって、185系電車は登場することがなかった。
  8. 457系は、JR東日本・JR西日本・JR九州のほかに、JR北海道とJR東海にも承継されていた。
  9. JR北海道所属車は快速「海峡」を中心に運用されていたが、789系の増備に伴い2011年3月に運用を終了した。
  10. JR東海所属車はキハ40系気動車とともに2016年3月をもって運用を終了し、後継にはJR北海道から721系・785系・789系の一部が交直両用・50/60Hz両対応化改造の上JR東海に有償譲渡される。
  11. JR西日本所属車はN40改造を受けていた。
  12. JR東海373系の製造が、「ふじかわ」の置き換え分で打ち切られていた。
    • よって、「ムーンライトながら」が、165系の全廃後も457系によって運行されていた。
  13. 457系の形式・新製時期による形態の違いや改造による形態変化、アコモ改造の内容などが史実よりさらにヴァラエティに富んだものになっていた。

413系電車475系改造車

413系電車は475系電車からの改造計画もありましたが、実現しませんでした。もし、413系電車が475系電車までも改造されていたら?
  1. 471系・475系の延命工事はなかった。
  2. 521系は419系の置き換え分で製造が打ち切られていた。
  3. 若い車体を活用して機器更新がされていた。
  4. 413系200番台になっていた。

415系1700番台

史実ではサハ411-1701の1両のみ製造された。
  1. ロングシート車の415系1500番台の製造両数が少なくなっていた。
    • サハ411-1601は登場せず、サハ411-1702として登場していた。
  2. 恐らく九州に投入された415系ステンレス車はこちらになっていた。
  3. JR東日本では混雑緩和のため1500番台よりも先に廃車されたが、JR九州では全車両現役。
    • JR九州でも混雑緩和のためロングシートに改造された車両も存在していた。

417系

史実では仙台地区のみの導入であったが、この他にも秋田や金沢地区などにも導入する計画があった。
  1. 50系客車の製造数が減っていた。
  2. 急行形車両の格下げ転用はなく、急行列車はある程度維持できていた。
  3. 713系・715系・717系・413系・419系・701系は登場しなかった。
    • 田沢湖線改軌時に719系5000番台が投入されていた。
    • 715系0番台の登場は史実通り。
  4. JR西日本所属車はN40改造されていた。
  5. JR東日本所属車は今頃はE721系に置き換えられており、秋田・盛岡地区にも投入されていた。
  6. 金沢地区配置車は新製時から冷房付きとなっていた。
  7. 117系は登場せず、153系新快速の置き換えは417系(および上述の457系)で行われていた。

455系・457系海峡用

  • 国鉄末期に、455・457系を津軽海峡線の快速「海峡」に転用する計画もありましたが、実現しませんでした。もし実現していたら。
  1. 455系・457系にJR北海道承継車が登場していた。
  2. 2011年3月で運用を終了し、789系に置き換えられた。
  3. 「海峡」への転用時にシートをリクライニングシートに交換された。
  4. 仙台・金沢・亀山地区に50系客車が残存。
    • よって、50系客車をJR東海も承継した。
  5. 金沢・亀山地区の50系客車は、エンジン直結・床下搭載で冷房化された。
  6. 九州地区の475系・457系は全車両が金沢地区に転属した。
    • 九州地区には、キハ54形550番台気動車が投入されていた。

713系量産車

史実では試作車4編成が製造されているが、量産車は鹿児島本線にも投入する計画があった。この他にも周波数を変更することで50Hz線区にも投入出来る設計となっていた。もし、量産車が製造されていたら?
  1. 当初の計画通り、ステンレス車体・空気ばね台車となっていた。
  2. 715系・717系は登場しなかった。
    • 715系0番台の登場は史実通り。
  3. 東北地区に投入されていた場合は719系・701系は登場しなかった。
  4. 鹿児島本線に投入されていた場合は肥薩おれんじ鉄道に数編成が移籍していた。

715系増備車

  • 715系電車は、長崎地区の715系4両編成12本、仙台地区の715系4両15本、金沢地区の419系3両編成15本をもって、製作が打ち切られました。もし、種車の583(581)系のモハ583・582(モハ581・モハ580)の総計118ユニットを全て715系化するとしたならば、どのようになっていたか。
  1. 419系は製作されなかった。
  2. 長崎・仙台地区のほか、青森、秋田、鹿児島地区にも投入された。
    • 場合によっては鹿児島地区に投入される場合、長崎地区のモハ715を先頭車化改造(トイレ・洗面所もあわせて撤去)して3両化。
  3. 417系は、金沢地区に転属になっていた。
    • その結果、715系の総製作数は374両になっていた。
      • よって、583系は国鉄時代に姿を消していたかもしれない。
  4. 急行きたぐには客車のままだった。
  5. 12系2000番台は登場しなかった。
  6. 寝台車の絶対数不足が起きるため、20系客車がJR化後も定期運用を持っていた。
    • 銀河・ちくま・だいせん・かいもん・日南の寝台車はJR化後も20系のままだった。

北海道用急行形電車及び新系列交直流急行形電車

  • 12系客車及びキハ65形気動車に相当する接客設備を持つ急行形電車は、史実では登場しませんでしたが、もし登場していれば。
  1. 1両当たりの長さが21.3mになっていた。
  2. 北海道の鉄道電化がもっと進んでいた。
  3. 北海道用急行形電車はサイリスタ位相制御、新系列交直流急行形電車はCS43系主制御器で、歯数比はいずれも1:4.21となっていた。
  4. 165系の3ドア化及び洗面所・デッキ撤去が進められていた。
  5. 185系は登場しなかった。
  6. 特急型を除き、北海道初の新製冷房車となっていた。

12系・14系客車改造交流電車

  • 国鉄時代、12系客車・14系客車(14系500番台を除く)及びキハ65形気動車をサイリスタ位相制御方式の交流電車に改造し、さらにキロ28形2500番台気動車・キロ26形200番台気動車と485・489・583系電車の一部を改造編入する計画もありましたが、実現しませんでした。もし実現していたら。
  1. 715系1000番台及び419系は登場しなかった。
  2. 12系1000番台及び12系2000番台は登場しなかった。
  3. 12系客車・14系客車及びキハ65形気動車からの改造は14系500番台に準じた仕様になっていた。
  4. 足回りは781系に準じたものになっていた。ただし電動車への改造は冷房装置の集中式への交換及びパンタグラフの取り付けを併せて施工していた。
  5. 函館本線及び宗谷本線が全線電化されていた。
  6. キハ283系気動車は登場せず、キハ281系気動車はキハ261系気動車の登場時にJR東海に譲渡された。

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